最後まで、仕事熱心な親父やった・・・。
せやけどまさか、
何も言わんで、
死んでしまうとはの・・・・。
・・・・
・・
ゴロゴロゴロ・・・
意外と繊細なところあるから・・・。
本当に愛しとったで。
今それ言わないで。
・・・・
・・
・
わしはずっと現役や。
リストラされん限りはな。
親父も、歳もあるし、あんま無理せんでええで。
ピシャァァンンンッッ
親父…っ!!
ひたすら働いて、
死んだんか…!?
そんなにも会社に忠誠を尽くして
死ぬまでしたんか…!?
親父は一体
何のために働いたんや!?
生きるためやないんか!?
・・・
・・
・
神さん
わしは今でもわからんのや…!!
なんで親父は死ぬまで働いたんや!?
知りたいのか…?
いや、あなたはわかっているはずだ。
わからん!
ほんとに分からないのか?
違う。
あなた自身を見たら分かるのではないか?
わからん、、
わからん…っ!!
キリストも、
なんで死ぬまで忠誠を尽くした?!
生かすためだ。
・・・どういうことや?
お前は自由にしたらええ
大事なことを忘れんためにも
死ぬまでせえへんといけなかったんか・・・・?
ブッブー♪
よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。
しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。
ヨハネによる福音書 12:24
そうだ。
死んでこそ、実を結ぶ。
しかし…
死んでよかっただろうか…?
死んでよかっただろうか…?
それでもあのときは、
死ななければ、
あなたたちを
生かすことができなかった・・・・。
死ななければ・・・・・。
…To be continued