明日、ここを飛び立つんです…
え…
…
ゴソ…
…
あの…
これ…
…
…
…まだ約束
覚えてるかしら…
…
お母さんしかいないから…
進学するにしてもお金ないし…
奨学金受けれる頭もないし…
無理して受験しなくてもいいんじゃん?
ぼく、何が好きなんだろうなあ…
カツ
カツ…
カツ…ッ
…
(神様…)
(みんな
どんどん先に
行ってしまいますね…)
…
はあー・・・
最大の恩恵は金だな金!
それ以外は最悪だったけど。
給料だけは良かったわ。使う時間があれば最高やったけど。
ただ治療費が痛いわ…
食べ物さえあれば人間生きられるさ。
「戦時中は食べ物第一でお金なんて必要ない!
私は食べ物さえあれば生きていける!」てね。
いつも帰省するたびに聞かされててな。
仕事に費やすことになるわけだし。
俺はオヤビンが羨ましいなって時々思うよ。
希望はこのまま営業でいいのか?
この年齢で異業種ってのも、厳しい世界やないか?
ハロワで資格支援とかあるわけだし
まだお金余裕あるなら、興味ある勉強してみるのも
ありなんじゃないか?
…ま、考えてみるわ…
…
カツ…カツ…
まあ資格ゆーても
勉強したいことも特にないしなあ…
(ヒュー)
!!??
ヒューーーーーっ
!!!?
おいッ!!!
そこにいたら
あぶないでッ!!
…!!!
タッ…!!!
…!!
…
な…なんなんや…
これ…
…
ほんとに燃やすわけじゃないだろうし…)
体に染み付いてしまったのかしら。
たくさんの飛行兵たちが、この空を飛んでいたの。
そして、みんな二度と返ってこなかった…
祖国のために命を捨てる若い飛行兵たちに
これを作っていたのよ。
そう信じていたの。
きっと、嬉しかったでしょうね。
そうね…
なんでこの世に生まれたんだろうって考えていた…
悩む軍人も多かったわ…
考えを変えたの…
それがいつしか生きる目的になっていたのよ…
結構のびのび生活していてね。
はじめは空襲もなかったし、日本は勝つと思っていたの
特に特攻隊の記事はほんと感動的に書かれて…
”祖国のために自ら特攻隊を志願した”とか、”微笑んで体当たりした”とか…
「神」や「軍神」になったと書かれた
私もわかってきたの。
実際はそんな美しい話なんかじゃなかったんだって…
ボロボロの飛行機に乗って、戦艦に突っ込むしかなかった
むしろ「死んでこい」と言われ戦場に行かされる。
勝つ見込みなんてなかったのにね…
今なら絶対おかしいって思うのに…
思想がまったく違うのよ…
あの時代、人の命は
”消耗品”にすぎなかった…
…消耗品…
身に染みるほど味わってね…
ここで無邪気に手を振っていた時を思い出すと
申し訳ない気持ちになるの…
今日の人形は友人に渡そうと思います。
ぼくの悩みなんて
ちっぽけに思えてきました!
全然進路が決まらなくて
若いんだからなんでもできそうだけど
だからと言って働きたいことや好きなこともそんなになくて…
戦争のときはそんなことも言ってられないんですから!
ぼくちゃん…
あなただからこそ
しっかり勉強すべきだわ。
偉くなってもらわなくちゃ。
次会ったら話そうかねえ。
わたしはこれから手続きとか
やることがあってねえ…
わかりました。
必ず叶えられるように神様に祈りますね。
すごく夕日がきれいですね…
…
…
解けました!?
戦争経験してたんやな
すぐに降伏すれば原爆も落とされなかったのに…
でも当時戦争を終わらせることは
天皇ですら難しいことやったからの…
政治を動かす上層部、とくに軍部からは
戦争継続を断固とする考えもあった…
ただ政治的な介入はできひん法律は今も同じや。
「人間宣言」があったことは大変ショッキングなニュースやった…
周りの存在もあった。
財閥とかいろいろ関わってそうやな…
でも敗戦続きで日本がボロボロになっていても止められなかったんですか?
「若い人が祖国のためにここまで戦ったということを後世記憶させるため」とか言うやつもおるし…。
”目の前の命が最優先ではなかった”という事は確かや…
何かがおかしかったんだ…
正直言って体当たり戦法に
勝算があったとは思えん…
それこそ武力、戦力、技術、軍事力など計算せなあかん…
ただ”ぶつかる”んや。
ベテラン飛行士からしたら、まったく理解し難い戦術やったろな…。
もはや戦術の放棄と言える…
「全てを捨てて死ね」と言われているようなもんや…
恐ろしい思想やろ?
ひどい特攻作戦があったが、
そういう恐ろしい思想が元になってるっちゅーことや…
「当時命は消耗品にすぎなかった」って…
そういう思想だったんだって…
わしらもあの時代に生きてたら
同じように生きるしかなかったやろな…
そう思うと、本当に怖いです…
ある意味、戦争の時代やな…
当時ユダヤ人は誰よりも救い主を待っていたのに
その救い主をユダヤ人自らの手で殺してしまったんですよね?
なんで神様を信じていたのに、キリストを殺してしまったんでしょうか…
「彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」…てやつ…
神さんの思想をちゃんと理解してへんと、偏見や差別で見分けることも難しいやろな…
さっきの天皇の話と少し繋がるところがあるの…
話した言葉が、火のところなんですね…
わたしは
火を地上に投じるためにきたのだ
火がすでに燃えていたならと
わたしはどんなに
願っていることか…
ブッブー
オヤビンさんコブンさん!
昨日の問題いかがでしょうか?
今日はこの聖句からひとつお話したいことがあります。
「万軍の主は言われる、見よ、炉のように燃える日が来る。
その時すべて高ぶる者と、悪を行う者とは、わらのようになる。
その来る日は、彼らを焼き尽くして、根も枝も残さない」
(略) しかしわが名を恐れるあなたがたには、義の太陽がのぼり、その翼には、いやす力を備えている。(マラキ書4:1〜2抜粋)
このマラキ書というのは、旧約聖書最後の預言書と言われています。
そしてここには「キリストが来る日」(初臨)について預言しています。
ここにも「燃やす」「焼き尽くす」とあるのがわかりますか?
当時イスラエル民族は解決したい様々な問題がありました。
そして神様がそれらの問題を解くために救い主を送ると預言した日を
とても心待ちにしていたんです。
それが「炉のように燃える日が来る」と表現されています。
さて、イエス様が実際来た時、
どのようにしてこの預言が成就されたでしょうか?
ぜひ聖書を読みながら考えてみてくださいね!
いろんな表現で書かれていて…
これって絶対昨日の「火」と関係ありますよね…
それにキリストは
「火がすでに燃えていること」を願っていた…
神さんを信じる人には義の太陽がのぼる…。
イエスも人々もそれを心待ちにしていた…
どういうふうにしてそれが成されたんだろう…
実際は放火したわけではなく
ペテロとかと一緒に過ごしていたわけで…
あの時と今では
思想がまったく違うのよ…
あの時代、人の命は
”消耗品”にすぎなかった…
戦う道具も技術もあるのに
「全てを捨てて死ね」といわれているようなもんや…
恐ろしい思想やろ?
そして死ななくていい人までもが死ぬ…
それって…
”御言葉”…じゃないですかね…??
でも御言葉は燃えへんで?
麦わらさん言ってましたよね!
聖書は”比喩”で書かれているって!
イエスはいつも御言葉を伝えてたな…
思想の話…結局思想が合わなかったから争ってしまったって…。
御言葉は、神様の思想ですよね…?
ユダヤ人とぶつかって争うこともなかったわけや…
御言葉の火は燃えていなかったんだろう…?
自分たちの問題を解いてくれて
霊まで救う神様の御言葉だったんですよね…?
”身分の違い”や、”キリストとわからなかったこと”
なんですかね…
ずっと待っていた人だったのに殺してしまうなんて…
教訓になりそう、ですね…
…
…
ブッブー
ついにわかりましたね!そうです!
火は”御言葉”のことを指しています。
このことを通して、次に来るキリストがどんな方か
想像してみてくださいね。
また新しい角度でお伝えします!
今日は火の答えとなる聖句を紹介します。
「主は仰せられる、わたしの言葉は火のようではないか。」
(エレミヤ書23:29)
わたしの言葉は火のよう…か…
ぼくもまだ分かっていないことが多いんだろうな…
対立、戦争…
人も死ぬし…
キリストも死ぬ…
そういうことがないようにしたいけど
どうしたらいいんだろう…
神様…
ちゃんと御言葉が伝わっていたら
戦争もなかったのでしょうか…
…
…
スー…スー…
ヒューーーーーーーー
またこの光景…!
うあっ!!!
…!!!
どうして…
どうして
あなたがたを愛して
これらのものを
創造したのに
火で
焼き尽くすだろうか…?
このような争いを
誰が喜ぶのか…
神が
喜ぶとでも思うのか…?
そうではない…
それでも
人が
過ちを繰り返すならば
誰かが
止めなければいけない…
誤った思想で
互いに殺し続けるのに
そのままにできるだろうか…?
だから私が
御言葉を伝えるのだ。
私の愛の思想が
御言葉ではないか…?
…
…しかし
私に肉体がなければ
伝えることができない…
ケケケケケッ…
ケケケケケッ!!
っ!!!!
…御言葉が、火…
私に肉体がなければ
伝えることができない…
せやから体になるキリストが必要ってことなんか…
…
生きることができる人も
生きる道がわからんかったら
周りに流されて死ぬしかない…
言いなりになるしかないやないか…
(…せやから神さんは
キリストを送って
生きる道を
伝えようとする…)
ケケケケケッ
ケケケケケッ!!
…ほんであいつも…
深く…
関わっている…
…
ピッ
…でも…
次が
最後かもしれないわね…
…To be continued