時編を書き始めたのは2020年の4月…(あれから3年)
ちょうど桜が咲き始めた頃でした。
風に舞う桜は、コンクリートの片隅に雪のように積もっていました。
きれいな青空が印象的で
ピンクと青のコントラストが心をさわやかにしてくれました。
そんな時、時編を書こうと思ったことを、思い出します。
「神様の苦しみを描こう」
これが時編最大のテーマでした。
なぜこんな辛そうな心情をテーマにしたのかというと
時はちょうどコロナがはやり始めた頃で
私たちとしては「なぜこのようなことが起こってしまうのだろうか」と
天に対して御心が分からくなった時でもありました。
そんな時、神様は私たちを見て
「この苦しみがわかるか」と、御言葉で心情を吐露されました。
その説教が氷にヒビが入るかのように
私の心に響いて、刺さりました。
私たちはあまりにも、神様の心情を知らずに生きています。
コロナに入って、多くの人が苦しみ、悲しみ、当たり前だった生活が当たり前にできなくなりました。
当たり前に”生きる”ことの切実さを、はじめて知りました。
いつコロナにかかって死んでもおかしくない、そんな怖さが世間を覆っていました。
「生まれた目的も知らずに死んでしまうのか?」
聖書を学ぶと、もどかしくてやきもきする神様の姿が見えます。
人間を愛して創造したからこそ、気づいてほしい。
この作品はそのような神様の想いをのせて、
まるでゆらゆらと舞う桜が、誰かの手元に届くように
天の心が皆さんの心に届くことを願っています。
麦わら👒