2023年後期試験…
まさかの一発合格を果たしました!!!泣
これまでの紆余曲折を考えると、神様に感謝しかありません。
試験としては一発合格でしたが、
資格取得までの道のりは約3年。
試験を意識した勉強期間はおよそ1年ほどになります。
個人的に記録として残したいので、3年分の経緯を載せたいと思います。
参考になるかわからない勉強法が知りたい方がもしいらっしゃいましたら
目次(主に★マーク)からサクッと飛んでくださいね。
また、経緯すべて読むのが面倒であれば、
⑥感動的な筆記の合否発表と
⑧最後の詩だけでも読んでやってください笑
(※はこれから記事にするものです)
①保育士を目指そうと思った理由
保育士を目指そうと踏み出したのは2020年。
2018年11月にオヤビンとコブンという物語を描き始め
作品制作にあたって社会問題についてたくさん勉強するようになりました。
特に子どもにまつわる社会課題について勉強していましたが
問題の根本にはある共通点がありました。
それが
「親と子の関係性」
もっと深めると
「愛の問題」でした。
もちろん、全ての問題の根本がここにあるわけではありません。
学校の友人関係のもつれ
上司や部下との関係
仕事のストレス
人生を懸けた試練(試験)での挫折などなど
ライフステージの様々な課題から
ストレスで心が傷つき病んでしまうこともあります。
しかし、一番はじめに誰もが経ていく
「家庭環境という社会」
この社会の影響力は思ったよりも深いのだと
いろんな本や資料、当事者のお話を聞きながら実感しました。
当時営業マンだった私は、勉強しながら思いました。
「もう少し、親御さんの支えになる仕事がしたい」
「子どもたちと直接関わる仕事がしたい」
これまで子どもや福祉を専門的に学校で勉強をしたことはありません。
もちろん仕事の経験もなし。
資格を取得するために学校に入れる資金もありませんでした。
何より子ども関係の仕事の適性があるかわからない状態で、
高いお金を借りて入学する勇気もなかったのです…。
(私はいつも将来を考えるたびに、国家資格について考えていました。
何度も資格サイトや、学校の情報を見て、入学金や授業料を見るたびに
入学は無理だと諦めていました。何回も何回も見ては諦めたことを思い出します)
色々調べた結果、今後の進路としても肯定的に目指せる資格は「保育士」だと思いました。
しかし、保育士試験は結構大変と聞いていたので、
いっそ仕事を辞めて、教育訓練制度で保育士資格が取得できる学校に入学することを考えました。
入学日はだいたい4月です。が、
仕事を辞めるタイミングをどうしようか、いつ話そうかと考えていました。
そんな時、転機は訪れました。
2020年の年明け初出勤の日。
その日、
突然仕事が全部「イヤ」になってしまったのです…(!?)
それは、年明け早々に言われた上司の一言が、きっかけでした。
努力を評価されるよりも、さらにノルマがきつくなるような一言だったのです。
その一言の衝撃に伴って、これまで我慢してきた
・残業の多さや、業務内容と給料が見合わないこと
・将来的にもやり続けたい仕事ではないという正直な感情
が一気に押し寄せて「イヤ」になってしまったのです。
そして約1ヶ月後である2月に退職しました。
②学校が落ちた
仕事を辞めるまでの間、事前に教育訓練制度について情報収集し
保育士資格を取得できる学校を見学。
模擬授業を受けられるとのことで参加したのですが
「なんて素敵な仕事なんだろうな」と感動して、
ちょっと泣きそうになった記憶があります。
オヤビンの制作も並行してできる学校も見つけて、
ここに受けよう、と決めました。
必要書類を集め、ハローワークに提出、面接もいい感じでした。
結果は、送別会をしていただいた夜、
ハガキで通知されました。
なんと
不合格でした。
思い描いていた進路が、崩れた瞬間でした。
③通信で保育士資格の勉強を始めるが…
送別会で追い出されたあとの不合格通知は中々応えました。
2020年2月といえば、コロナが流行し始めた頃でしたね。
私は無職となって今後のことを考えはじめました。
下の記事は当時の詳細を綴っています。
https://setsuri-taste.net/nichizyou/11883
コロナ禍で部屋に篭るばかりで
ただできることはオヤビンとコブンの制作。
「学校に行くことは神様の御心ではなかったのか…?」
信仰を持つ私にとって、神様の願われる道に行きたいと願っていました…が、
そうではなかったのかと思うと重い気持ちになりました。
面接が良い雰囲気で進んでいただけあって、落胆しました。
でも、ひとまず保育資格を取るという意気込みで仕事を辞めたからには
「独学でもいい、とにかく勉強して、今年の10月の試験を目指そう!」
そう思って、大手の資格取得の教材を申し込み、勉強を始めました。
一日の過ごし方は、
勉強、制作、勉強、制作…(ときどき散歩)
9教科ぶんのテキストは、夏頃には全て読み込んでいたと思います。
でも2020年は、不思議な出来事がたくさんありました。
オヤビンとコブンにおいて思わぬ進展があったり
神様が見せてくれる奇跡のような出来事を経験したりで
「資格取得するよりも、オヤビン制作を優先させたい」
という気持ちがかなり湧き上がってきました。
また保育士の友人に実際の現場の感覚を聞いたり、
礼拝で御言葉を聞きながら進路について考えて考えて
結果
「神様が願っているのは、資格ではなく、作品制作なのかな」
と考えるようになりました。
そして…
夏に振り込んだ試験を蹴ってしまったのです(汗)
(完全に試験料1万なんぼはドブに捨ててしまいました…)
それからは、保育士資格の教材を見えないところにしまい、
勉強もやめ、目指すこともやめました。
その期間が2020年〜2022年までの2年間です。
④無職から幼稚園の支援員 民間資格の取得
保育士は一旦諦めましたが、関心がある分野だったため、勉強は違う形で続けました。
子育て支援員の資格を取得したり、子育て支援教育カウンセラーの資格を取得したり、
お金がさほどかからず関心が湧き、手に届きそうな資格は進んで学び、取得しました。
制作一本の無職期間が辛くなり、
児童福祉業界の適正の把握もしたく
派遣で幼稚園の支援員として働き始めました。
そこで発達障害が身近なものとなり、
児童発達支援士の資格を取りました。
さらに幼稚園だけでなくいろんな子ども関係の分野も見たく
今勤めている会社で学童クラブで働き、縁があって児童館に勤めることになりました。
しばらくダブルワークで経験を重ねつつ
オヤビン制作でまた社会問題に関心を深め、勉強し
いつの間にか3年の月日が経ったのです。
⑤もう一度勉強しよう
30歳を過ぎてから、もう一度自分の進路について考え始めました。
今の仕事は楽しいけれど、このまま低賃金で働いていたら
実家暮らしから独立することもできない。
でもオヤビン制作はまだ数年かかるし…
制作をメインにした働き方では、これからが不安…
色々な角度で将来を思い描いてみたとき、
国家資格なる大きな資格があるのと、ないのとでは
将来が変わって見えました。
そして真剣に、資格取得について神様に祈りました。
「神様、3年という月日、ずっとオヤビンの制作をメインに仕事をしてきました。
子ども関係の仕事に就くようになって、辛いと思ったことがほとんどありません。
今後も子どもたちや親御さんと接する仕事はしたいです。
オヤビンもまだ続きます。最後まで描く上でも、将来的に資格があるのとないのとでは変わってくると思います。
神様、もう一度、試験に向けて勉強しても良いでしょうか?」
その時、頭に浮かんだ光景がありました。
最寄駅の本屋さんで
保育士のテキストに手をとっている光景でした。
「まずはそこからやってみよう」という強い想いが湧いて
すぐにテキストを買いに行きました。
2022年10月ごろの出来事です。
★試験対策に使用したテキスト
実際に使用したテキストはこちらです。
2020年に購入した通信の教材は、ほとんど使いませんでした(汗)
ほぼ、一問一答と、過去問だけでした。
(「ゴロ合わせでらくらく暗記!」という本も買ったのですが、思ったほどゴロの掲載がなく(^^;いまいち自分には覚えにくかったので、覚えたい部分は自分でゴロをつくりました)
あとはYouTubeで、ほいくんや、桜子先生など、保育士試験向けのYouTubeを参考にしました。(記事の最後にリストを記載しています)
また、スマホの保育試験対策アプリも使用しました。
★勉強の頻度
オヤビンを制作をしながら、地道にコツコツと勉強を重ね
試験半年前(2023年4月)には、過去問は2周していたと思います。(たぶん)
とりあえず、3周はしてませんでした。(断言)
半年前から昼の休憩時間にテキスト復習
分厚い過去問を常に持ち歩くのは現実的ではないため
一問一答をメインに試験勉強をしていました。
半年前から仕事の昼休みも試験勉強に注ぎだしました。
休憩時間は45分だったので、勉強できたのはおおよそ20分〜30分。
仕事のあとは、オヤビンの制作を優先していました。
休日は過去問を、1日2科目(各40問)を解いていきました。
でも1日中勉強に注ぐことはせず、午前中勉強したら
午後はオヤビンやプライベートのことをメインにしました。
死ぬ気で勉強したのは、試験5日前から?!
2023年10月9日、オヤビンの時編アニメを完成させました。
完成までは休日の数時間と昼間の時間だけ勉強にあてていただけで、
基本的には時編のアニメ制作を推し進めていました。
試験日は10月21日…
完成したあと、試験までの残り日数が少なすぎるのを見て思いました。
「試験を諦めてしまおうか」
「次の4月の試験にしようか」
でも、もうお金も払ったし…
一科目でも取れば、三年は有効だから
とりあえず一科目でも合格すればいいじゃないか!?
残りの数日は死ぬ気で頑張ろう!!
そう気持ちが切り替わったあとは、
文字通り死ぬ気で頑張りました。
(でも切り替わったのは、試験当日(10月21日)の5日前とかだった気がします。え)
それからは仕事前にも勉強、昼間にも勉強、
仕事後も勉強、夕飯の後も勉強
短い時間だけに投資するだけ投資しました。
一問一答のテキストは全部舐めまわすように読み、
読んでなかったことで後悔することがないくらい、全部を読み、
問題を解いていきました。
一日、2科目(110問×2)ずつでも進めないと、
当日までに全部網羅ができなかったと思うので、血眼になってやりました。
(仕事のあとは図書館に缶詰めになってやりました)
当時一番やばいと思っていたのは保育実習の音楽理論です。
長調や単調、コードの移調など、一旦理論を覚えなければ解けない問題たちのため
一番焦りました。
YouTubeのほいくんや桜子先生など本当にお世話になりました。
保育実習の試験の前日くらいに、やっと移調とかの問題が解けるようになりました😅笑
★各科目のもがき※
各科目のもがきについては、後日記事にしたいと思います。
★筆記・実技試験当日の流れ※
筆記試験当日の流れや雰囲気についても後日記事にしたいと思います。
⑥清里で迎えた感動の筆記合否発表!!
二日間の筆記試験を無事に終え、
合否発表は1ヶ月先まで待つことに。
その合否の日は、図らずも、
月に一度リリーと「神様に感謝する日」と決めていた日程と被っていました。
しかも二泊三日の三日目…
最終日は、長野県にある清里で過ごす予定でした。
清里は虹の村?と呼ばれるところで、
ちょっと虹を期待していたんですが
当日の天気は晴れのち曇り。
空は青く、遠くの富士山までくっきりでした。
虹はオヤビン制作において深い経緯があります。
ここまで5年間、オヤビンとコブンを描いてこれたのは、神様と共に紡いできた様々な経緯たち。
そこで見せてくれるのは
驚くべきタイミングで現れる虹の数々でした。
神様が共にされている!?と思わず感じる特別な経緯がたくさんあり、
それゆえにリリーと心情がぶつかることがあっても、
幾度となく乗り越え、むしろ互いの絆は堅固になるばかりでした。
清里でリリーと写真を撮ったり、
ランチを食べるために建物の中に入ってメニューなんかを見ていた時でした。
雲行きが怪しくなったのです。
富士山よりも右側奥から、怪しい雲の集団がこちらの方に向かってきていました。
そしてお昼を食べる頃には、なんと!
さっきまでの晴天が嘘のように、風が吹き荒れ、
まるで嵐のような天気になっていました。(驚)
「さっきまであんなに晴れていたのに…!?」
私たちはソワソワし始めました。
もしかして・・・
もしかしてまた・・・
虹が見えるなんてことが…!??
ジャージー牛乳のカレーうどんの味を堪能する時間にした買ったけど
ソワソワして味が頭に入ってきません。
二人は雨が吹き荒れる中、外に出て、スマホを構え、
出るかもしれない虹に期待をかけながら神様を呼びました。
時間は昼の12時。
太陽はほぼ真上。
となると、
虹はかなり低く現れるはず…
山の上だから見えないことはないだろうけれど
望みは薄くもありました。
…
…ところが
神様は
まさかの虹を
見せてくださったのです…!
ばーーーーん!!!!
私たちは文字通り大騒ぎしました。
スマホを構え、実況中継のごとく語り、賛美しました。
私たちがいた場所は、なんと
虹の麓だったのです。
私たちは麓まで走りました。
そして何もないことを確認しました。(笑)
その後もワーワーギャーギャー語り
各自お祈りを3分~5分くらいして
目を開けてもまだ虹がうっすらと見えました。
ええ
まってまって
…長くない???
かれこれ20分も消えずに
見えてますよ神様…???
これまでいろんな虹を見てきましたが
20分以上出続ける虹を
これまで見たことありません…笑
外も寒いから、
ついにはトイレに行く始末笑
でもトイレの便座に座った時、
思い出したのです。
午前中までアクセスが集中して見れなかった
合否結果
もしかして今見れたりしないだろうか・・・?
もし不合格だとしても虹を見ながらなら、
気持ち和らぐかもしれない。
結果…
私は虹を見ながら合否結果を見たのです。
…
見事!!合格でした!!!!(歓喜)
夢のような、嘘みたいな
筆記試験の一発合格。
虹を見ながら結果を見るなんて神様、
なんてロマンチックなんでしょうか…
筆記試験の一発合格は、5%以下(!?)というんだから驚きです。
神様が、
これまでの経緯を全て覚えてくださって
作品を描き続けてきた全ても覚えてくださって
助けてくださった…
そう思うしかありませんでした。
神様!ありがとうございます!!!
⑦実技試験の合否発表は…?
実技試験の合否発表日は、出勤日でした。
そのため、仕事中も少しそわそわして時間を気にしていました。
「もう少しで10時だな…」
「あ、もう10時だ…サイトアクセスできるかな…」
こっそりスマホを持ち出してトイレで確認しましたが、
アクセスが集中して見れませんでした。
お昼ごろ再チャレンジしたときに、
ようやく見れました。(トイレで笑)
試験結果のボタンを押すか迷いましたが‥
「もうええい!(トイレだけど)見てしまえ!」
…とぽちりしたところ
合格…!!!!
…いやあ…もう、ほっとしました。
嬉しいというよりも安堵感が強かったです。
何せもう、実技試験は二度と受けたくなかったからです笑
実技試験は筆記の3倍くらい緊張したから、もう、ほっとしました。
そんなこんなで、長い保育士試験までの過程でしたが
経緯を綴れて、本当によかったです。
⑧詩「保育士資格」
最後に詩を残したいと思います。
「保育士資格」
ああ、長かった。
あの時取得しようと決心し
仕事を辞めてからの3年間。
何度も諦めて
もう国家資格なんて取れないだろう。
学校は高すぎて無理だろう。
勇気も出ない。
やれることは
地道な制作
地道な勉強だけだった。
ちまちまちまちま行って
一歩一歩進んでいって
ああ、いつになったら手が届くのだろう
いや、保育士資格は手に取るべきなのか?
今やっていることは無駄になるのではないか?
それでも仕事で出会う親御さんと子どもたち
接しながら思う
支えられる人になってみたい
はじめてやりがいを得た仕事だったから…
資格があれば
あんな仕事、こんな仕事の求人も
視野に入るんだな
でもいつ手が届くだろう
手が届くのだろうか
だけど神様
地道なコツコツコツコツを
すべて覚えてくださった
あの時の挫折、諦め
ひたすら制作にあてて行う私の姿を見ながら
ああ、この日を想像されていたのか?
思わぬ荒れ模様に輝く太陽
正午に出た低い虹
いた場所は、虹の麓だった
20分以上出ていた虹に
合否発表の機会と重ね
「合格」
だった。
愛だ。
泣けてくる。
積み重ねを、覚えていたのか。
神様、感謝します。
悔しかったあの頃が
今はなつかしい。
手に届くまいと思ったものが
今は手に届くのだから、奇跡だ。
勉強としては
わずかな投資だっただろう。
でも膨大に注いだ制作過程も含めて
覚え愛してくださったようで
ただただ嬉しかった。
神様、ありがとうございます。
虹の麓から、
これから新たな場所に向って
伸びて伸びて
きっと神様の願う形で
仕事も、制作も
成していけると信じ
今日もコツコツ地道に生きていきます。
★保育士試験でお世話になったYouTubeリスト
・ほいくん
・保育士試験合格ch
・桜子先生(主に音楽理論系)
・工房しろうずさん(主に造形試験)
ありがとうございました!!